薬剤師国家試験の日程と概要
薬剤師国家試験は毎年一回開催されています。
日程は毎年2月末~3月初旬の土日をかけた2日間で、2015年の第100回試験は2月28(土)~3月1日(日)の2日という日程になっていました。
出願期間は試験が行われる年度の1月初旬~中旬くらいまでの2週間であり、その年の3月31日に薬学部を卒業予定の新卒者および既に卒業をした者が受験をすることができるようになっています。
合格発表は毎年3月の下旬頃となっており、申し込みをするときに取り寄せる試験要項に詳しい発表方法や確認方法についての案内が記載されています。
試験までの学習スケジュール
合格率が低めの薬剤師国家試験ですが、それでも新卒者は既卒者に比べて合格率がかなり高くなっています。
むしろ薬剤師国家試験の合格率を全体的に下げている要因は既卒者の合格率の低さにあるため、資格取得を目指すなら新卒の年に取得することを全力で目指すべきであると言えます。
新卒で試験を受ける場合にはまず試験の日程を確認してそこから逆算して試験スケジュールを組むようにしていきます。
試験は3月初旬頃になるので、実質的に試験勉強のまとめは2月までに終わらせるようにします。
新卒で合格をした人の学習スケジュールを見てみると、試験対策のための勉強を始めるのはだいたい1年くらい前からで、試験用のテキストを購入してコツコツ読みながらざっと全体の範囲を把握して試験のレベルを確認していきます。
試験範囲や法律などが改正された場合にはテキストの改定版が出ますが、特に変更がないというときにはその年に出版されるテキスト一式をどこかの出版社でまとめて購入しておくのがよいでしょう。
本格的な試験対策は11月からが勝負
試験のための専門の勉強を始める時期としてはだいたい半年くらい前からがおすすめです。
11月頃からそれまでざっと読んでおいたテキストを見直し、重要なポイントをまとめて試験に出やすい分野や自分が苦手としている科目を絞り込んでいきます。
学校でも国家試験対策のためのセミナーが開かれる頃なので、そこでスケジュールを確認するというのもよい方法です。
12~1月くらいまでは過去問題をとにかく問いて、自分の今の実力で何点くらいとることができるかをチェックしていきます。
過去7年分くらいの問題を問いたら間違いやすい部分を抜き出し、確実に解けるレベルにまでもっていきます。
2月に入ったら試験前にチェックできるノートを作成し、できれば2月中旬くらいまでには余裕をもってスケジュールを終わらせるようにします。